天野理事長ブログ&スケジュール

2022.07.07

山梨からの近況報告(愛犬との別れ)

今回は山梨県立中央病院女性専門科 塚本路子先生からの投稿です。

はすの花

山梨県立中央病院女性専門外来(現女性専門科)が開設されたのは2005年3月のことでした。ちょうどその一年前の2004年の春に我が家ではオスの柴犬を飼い始めました。当時「ヒカルの碁」というテレビ番組が話題になっていましたが、その主人公の名前を頂戴して「ひかる」と名付けました。

 千葉県立東金病院女性外来の天野惠子先生と竹尾愛理先生の外来を見学させていただいた際には、私が宿泊したビジネスホテル代よりペットホテル代のほうが高いという不思議なことが起きました。なんとも腑に落ちなかったのですが、天野先生に笑い飛ばしていただきました。

 そういえば大きな声では言えませんが、散歩中にリードが手をすり抜けて逃げられてしまったことがありました。追いかけても追いつけるはずもなく困り果てました。あきらめて家に向かって歩き出すと、ひかるも遠くからついてくるのですが、私が振り向いて追いかけようとすると逃げてしまうの繰り返し。「だるまさんが転んだ」状態でなんとか家まで帰り着き、何事もなくてよかったと胸をなでおろしました。

ひかるを飼うまでは、雨の中を犬の散歩をする人を見て「奇特な人だなあ」と思っていましたが、いつの間にか自分もその一人になっていました。雨どころか、台風の日も、雪の日も毎日散歩しました。今考えると、少し無謀でした。仕事から帰ってきた後の犬の散歩が、気分転換と心の支えになっていたのだと思います。黙って一緒に歩いた(「黙」の字の中にも犬が入っていますね)紫色の夕暮れは大切な思い出です。

昨年の秋が深まるころ、ひかるは天国の手前にあるという虹の橋のたもとに行ってしまいました。皆様の中に同じような思いの方がいらっしゃいましたら、「虹の橋」という詩をお読みになってみてください。

天野先生から原稿の御依頼をいただいた日の夜に、久しぶりにひかるの夢を見ましたのでこのようなコラムを書かせていただきました。最後までお読みいただきありがとうございました。

コロナ禍でなかなか気晴らしができませんが、皆様どうぞお健やかにお過ごしください。

 

 

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