2017.05.08
ミャンマーへの旅②(ミャンマー概略)
天野惠子理事長の投稿です。
今回は、とりあえずミャンマーの概略をご紹介しておきます。
国名:ミャンマー連邦共和国(Republic of the Union of Myanmar)
面積:68万平方キロメートル(日本の約1.8倍)
人口:5,141万人
首都:ネーピドー
民族:ビルマ族が約70%。そのほか多くの少数民族
言語:ミャンマー語
宗教:仏教90%、キリスト教4%、回教4%、ヒンズー教1%など
主要産業:農業
国際日:1月4日独立記念日
略史:
11世紀半ば頃に最初のビルマ族による統一王朝(バガン王朝、1044年~1287年)が成立。その後タウングー王朝、コンバウン王朝などを経て、1886年に英領インドに編入された。
1941年太平洋戦争勃発。アウンサン(アウンサンスーチー氏の父親)らがビルマ独立義勇軍結成。
1942年日本軍とビルマ独立義勇軍がビルマから英国軍を追放。
1943年日本による「ビルマ国」独立。
1945年日本の敗北で太平洋戦争終結。
1947年アウンサンと英国が独立で合意。アウンサンが暗殺された。
1948年1月4日ビルマ独立。
1962年クーデターでネウイン将軍が実権掌握し、軍事政権が始まる(ビルマ社会主義計画党の1党独裁)。
1988年民主化運動が活発化し、アウンサンスーチー氏が民主化運動の象徴的存在となる。ネウインが引退。国軍がクーデターを起こし、軍による国家法秩序回復評議会が実権掌握。
1989年国軍が国名をミャンマーに改称。アウンサンスーチー氏、最初の自宅軟禁に。
1991年アウンサンスーチー氏がノーベル平和賞受賞。
2007年僧侶による大規模デモ。
2008年サイクロン・ナルギスにより大きな被害発生(死者8万5千名、行方不明者5万4千名)。2010年総選挙で軍政翼賛政党が勝利。スーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)は、総選挙をボイコット。その後、スーチー氏の自宅軟禁措置が解除される。
2011年テインセイン大統領が就任し、民政移管。
2012年スーチー氏が補選で当選し、議員に。
2015年総選挙でスーチー氏の国民民主連盟(NLD)が全議席の6割弱を獲得し圧勝。
2016年テインチョー大統領が就任し、文民政権発足。スーチー氏は、国家最高顧問、外務大臣、および大統領府付き大臣に就任。
地理:
北緯10度から28度の間に位置し、南北に伸びる長い国土で、陸では中国・タイ・ラオス・インド・バングラデシュと国境を接する。
気候:
国土の大半が熱帯または亜熱帯に属するが、気温や降水量は地域による差異が大きい。
(写真はアウンサンスーチー氏の生家です)