2015.06.09
NHKで慢性疲労症候群について語りました
天野理事長が5月18日(月曜日)NHK、午後11時半から放映のニュースWEBに出演し、慢性疲労症候群について語りました。
5月18日(月曜日)NHK、午後11時半から放映のニュースWEBに出演し、慢性疲労症候群について語りました。
千葉県松戸市立病院での外来を終え、帰途の途中、筋痛性脳脊髄炎の会(ME/CFSの会)理事長の篠原三惠子さんから電話が入りました。
「午後、塩崎厚生労働大臣にお会いし、実態調査の報告や請願の採択のお願いをしました。
慢性疲労症候群に著明な効果をあげている和温療法についても、即刻研究を進めていただきたいと患者代表としてお願いしました。大臣は、現在の研究班で客観的診断基準を作成しているので、それができれば障害者総合支援法の対象になると言われ、和温療法に関しては、科学的な検証が必要だろうとおっしゃいました。
その際に、NHKから急遽、慢性疲労症候群を午後11時半からのニュースwebでとりあげたい
との申し入れがあり、天野先生に出てもらえませんでしょうか」
との打診でした。
夜遅い時間帯のライブ放送のため、男性医師の方々にも当たってくださったようですが、皆さんご都合がつかず、急遽引き受けることになりました。
それからの作業は、18時、NHKディレクター鈴木氏と電話にて、慢性疲労症候群の現在の状況について30分ほど話し、自分の持つ資料を点検、吟味して整え、NHKへ20時半に到着。メイク
40分。その後、司会の鎌倉千秋キャスター、ゲストの橋本麻里さん、ニュースWEB担当スタッフの方々との打ち合わせが始まりました。
皆さん、このような病気があるということを知らなかったと率直に言われ、沢山の質問を投げてくださいました。
私の説明は延々1時間半にわたりましたが、最終的に10分という短い放映時間で伝えるために、伝えなければならないことは「慢性疲労症候群という病気はどんな病気で、診断はどのようになされ、鬱とよく間違えられるが、心の病ではなく、あくまでも身体的な病気であるということ」であるとして、柱立てをしました。
残念ながら、私が慢性疲労症候群の患者さんに発症早期に行えば行うほど、効果があると実感している和温療法についてはお話することが出来ませんでした。
ツイッターでも、治療はあるのですか?治ったという事例は?という質問が流れていました。視聴者の方々にとっては、ここのところが一番聞きたいところだったのではないかと思います。
次回チャンスがあれば、治療を受け、治っていく方々を放映していただけたらなと、心から思っています。現在、5月18日のニュースWEBが下記のユーチューブで流れていますので、是非ご覧になってください。